◇ミョウバンの結晶づくり
加藤幸男
１．たね結晶を作る
ミョウバンの溶解度（水１００ｇに溶ける固体の量）
| 物質名／水の温度 | ２０℃ | ４０℃ | ６０℃ | ８０℃ |
| ミョウバン | ５．９ｇ | １１．７ｇ | ２４．８ｇ | ７１．０ｇ |
①３００ｍｌのビーカーに、ポットのお湯２００ｍｌをいれる。
②ミョウバンを約５０ｇを入れて溶かす。
③発泡スチロールの箱に入れて、一晩ゆっくりさます。
④ビーカーの底に結晶ができるので、それを取り出し、たね結晶にする。
２．エナメル線にたね結晶をつける
①太さ０．８mmぐらいのエナメル線を１５ｃｍぐらいの長さに切って、児童全員に渡す。
②たね結晶を机の上で動かないように、ピンセットではさんで押さえる。
③エナメル線の先をアルコールランプの炎をで熱して、冷めないうちにたね結晶に突き刺し、融かして固定する。
④エナメル線の一方の先に、名前のラベルをつけておく。
３．ミョウバンの飽和水溶液を作って、たね結晶を入れる
①３００ｍｌのビーカーに、水２００ｍｌを入れる。
②ミョウバンを約５０ｇを入れて、アルコールランプで温めて溶かす。
③全部が溶ける少し前で、アルコールランプを消して熱するのをやめる。
④さらにミョウバンをスプーン一杯ぐらい入れる。溶け残りがあればよい。
⑤たね結晶が水面から２ｃｍぐらいの深さに、エナメル線をビーカーにつるす。
⑥発泡スチロールの箱に入れて、一晩ゆっくりさます。
４．さらに結晶を大きくする
①ミョウバンの結晶を取り出し、ビーカーの底のミョウバン結晶をアルコールランプで温めて溶かす。
②上の ③～⑥をする。
③３回ぐらいやると、２ｃｍぐらいの結晶に成長する。